第1回
拝啓
忙種の候、皆様には益々御清祥の段、心よりお慶び申し上げます。
私共が継続して開催してまいりました【都市防災と集団災害医療フォーラム】はお陰様にて各方面より高い評価を賜わり、迫りくる自然災害への備えと危機管理意識の向上に少なからず寄与しているものと自負いたしております。東日本大震災が発生した2011年の日本全体の地震発生件数は10,681回と突出して多く、その後減少して2014年・2015年は2,000回程度でした。しかし昨年は4月の熊本地震を含めて6,587回と、また急増しています。政府地震調査研究推進本部がこの5月に2017年度版の確率論的地震発生確率と振動予測図を発表しましたが、太平洋沿岸部はどの地域も2016年度版よりさらに真赤に染まり危険が迫っていることは一目瞭然。
しかしながら我が国の災害対策はまだまだ多くの問題点を抱えているのに、国や自治体は勿論のこと国民一人一人がこれらの自然災害にたいして危機感、危機管理意識が希薄といえるのではないでしょうか。
今回は最新の情報と備えについての講演を、東京大学地震研究所教授・地震予知研究センター長の平田直教授に。また、トロンを開発した天才学者であり、コンピューターの泰斗と言われる前東京大学大学院情報環境教授、現在は東洋大学情報連携学部長の坂村健先生に、2016年1月に閣議決定された第5期科学技術基本計画で未来の産業創造と社会変革に向けた新たな価値創出に取組について基調講演をお願いしました。また、講演、パネルディスカッションにも防災と災害医療に取り組む権威者の皆さまをお招き致しました。有意義な議論が展開されるものと存じます。
皆様にはご多忙とは存じますがご参加くださいますようご案内を申し上げます。
尚、会場の座席数の関係上、定員に到達次第に締め切らせて頂きますことを何卒ご了承下さい。
敬具
平成29年7月吉日
一般社団法人日本医療資源開発促進機構
会 長 山本 保博
代表理事 横山 孟史
セミナー概要
開催日時 |
平成29年9月15日 金曜日 |
会 場 |
東京大学院 入院棟A 15階大会議室 MAP→ |
開 場 |
午前9時30分〜 |
開 催 |
午前10時〜午後5時 |
定 員 |
90名 |
参加費 |
無料(定員に到達次第締め切り) |
セミナープログラム
10:00〜10:05 |
開催挨拶
フォーラム実行委員長 有賀 徹 |
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10:05〜10:55 |
基調講演1 「迫りくる巨大地震に備えて」
講師:平田 直
東京大学地震研究所教授・ 地震予知研究センター長 |
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10:55〜11:45 |
基調講演2 「ソサエティ 5.0とは何か」
講師:坂村 健
INIAD(東洋大学大学院 情報連携学部)学部長/ 東京大学名誉教授 |
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11:45〜12:00 |
《 休 憩 》 |
12:55〜12:50 |
ランチョンセミナー 「災害に強い地方包括ケアシステム」
講師:有賀 徹 独立行政法人労働者健康安全機構 理事長 昭和大学病院前院長 |
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12:50〜13:05 |
《 休 憩 》 |
13:05〜13:45 |
講 演 「災害時の医療に関して学術団体に課せられた使命」
講師:森村 尚登 東京大学大学院医学系研究科 救急科学教授 東京大学医学部附属病院 救急センター部長 |
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12:55〜12:50 |
講 演 「防災とERビルについて」
講師:浅井 謙史 浅井兼建築研究所株式会社 代表取締役会長 |
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12:55〜12:50 |
講 演 「日本DMATの課題と展望」
講師:坂本 哲也 帝京大学医学部附属病院 救急科主任教授/ 帝京大学医学部附属病院 院長 |
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15:05〜15:20 |
《 休 憩 》 |
15:20〜17:00 |
パネルディスカッション
座 長:有賀 徹 独立行政法人労働者健康安全機構 理事長、前昭和大学病院院長 |
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座 長:大槻啓子 三菱東京UFJモルガンスタンレー証券 シニアアドバイザー |
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パネラー:斉藤 光江 順天堂大学医学部乳腺・内分泌 科学研究室主任教授/ 外科学教授 |
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パネラー:野口 英一 戸田中央医科グループ 医療法人横浜柏提会 災害対策特別顧問 |
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パネラー:森村 尚登 東京大学大学院医学系研究科 救急科学教授/ 東京大学医学部附属病院 救命救急センター部長 |
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パネラー:坂本 哲也 帝京大学医学部附属病院 救急科科長主任教授/ 帝京大学医学部附属病院 院長 |
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パネラー:坂村 健 INIAD(東洋大学大学院 情報連携学部)学部長/ 東京大学名誉教授 |
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パネラー:蛭間 芳樹 日本政策投資銀行 サステナビリィ企画部 BCM 格付主幹 |
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