拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
阪神淡路大震災から21年、東北大地震から5年が経過致しました。
昨年日本全国で震度3以上の地震が発生した回数は317回。震度3以下の地震を加えると毎日のようにどこかでグラグラと揺れていて、巨大地震発生の活動期に突入していると言われています。また、昨年鬼怒川の堤防を決壊させた関東東北の大雨は、地球温暖化現象での海水温の上昇によるスーパー台風の多発が原因とされています。今年も1月から南低気圧の日本列島への異常接近と、北からの寒波が重なり沖縄、奄美大島に雪が降りました。
発災時の最重要課題は如何にして人命を守るかということです。
そのためには集団災害に対する医療施設、避難所、介護所などの物的資源、医師、看護師、救急救命士などの人的資源の整備促進を第1回フォーラムから訴え続けて参りました。併せて、防災事業と経済性の両立についても民間資本の活用による防災イノベーションの提案も行ってきました。
第10回目を迎えたフォーラムは、災害対策で「今、我々が出来ること、すべきことは何か」について、国や自治体は勿論のこと国民全てが危機管理意識の向上と徹底を図ることを目的として開催致します。
公私ともにご多忙中とは存じますが、何卒、ご参加くださいますようご案内申し上げます。
敬具
平成28年4月吉日
一般社団法人 日本医療資源開発促進機構
会 長 山本 保博
代表理事 横山 孟史
【臨時 MRD通信】〜熊本地震発生をうけて〜
2016年4月14日21時26分頃に北緯32.7度、東経130.8度深さ11kmを震源とした、震度7、M6.5の地震が熊本県で発生しました。いわゆる内陸直下型地震であり、これまでに類を見ないような大きな震度の余震が群発しています。
MRDの関係専門家は「震源は阿蘇山のすぐふもとを走る布田川断層である。この地震は 長野・静岡・愛知・和歌山から四国を突き抜け、九州に至る巨大な断層の集中帯の上にある非常に「いやな位置」で発生したと言える。今回と同じような内陸直下地震が立て続けに起こる可能性があるとも考えられ、そして、その先には、南海トラフの巨大地震が控えている」と危惧しています。
かねてより我々は、これまでのセミナーで日本列島は巨大地震発生の活動期に突入していることから災害対策を急ぎ整備することを訴えてきました。
連日のように報道される被災地情報では、避難場所や介護所が未整備のため、相も変わらず屋外の非常用テントでの医療介護の状況や段ボールや新聞紙に依存する映像。避難場所に入りきれず、または劣悪な環境を嫌い、車中生活を余儀なくされてエコノミークラス症候群などで体調を崩す人も増加しているとのこと。避難してからも「災害」は起こっています。
災害を伝える人気報道番組の司会者が「これまでの反省と教訓があるのに何故、前もって避難所や介護所を整備していないのか」と提言していましたが、正にその通りです。国や自治体では万全な災害対策を行うためにはまずは予算の確保が必至であることは間違いありません。政府は災害対策への行政の対応には限度があり、民間の協力が不可欠と認めております。熊本地震は我々が対応すべき災害対策について共に真剣に考える重大なる警鐘といえるでしょう。
2016年4月21日
セミナー概要
開催日時 |
平成28年5月31日 火曜日 |
会 場 |
東京都千代田区飯田橋3−13−1 飯田町ビル(2階ホール) |
開 場 |
午後12時45分〜 |
開 催 |
午後1時〜午後5時15分 |
定 員 |
100名 |
参加費 |
2,000円 |
セミナープログラム
13:00〜13:05 |
開催挨拶
横山 孟史 一般社団法人
日本医療資源開発促進機構 代表理事 |
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13:05〜13:45 |
会長講演「巨大災害対策を医療資源の側面から考える」
講師:山本 保博 一般社団法人
日本医療資源開発促進機構 会長/ 一般財団法人救急振興財団会長 |
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13:45〜14:25 |
「首都圏を襲う巨大地震の姿と対策」
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14:25〜15:25 |
「記念企画 特別座談会─防災と私─」
講 師:横山 孟史 NPO法人日本医学ジャーナリスト協会 ジャーナリスト |
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特別ゲスト:ペギー葉山 歌手・元歌手協会会長/ 災害ボランティア活動支援プロジェクト |
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特別ゲスト:蝶野 正洋 プロレスラー / 一般社団法人 NWHスポーツ救命協会理事 |
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特別ゲスト:有賀 徹 独立行政法人労働者健康安全機構
理事長、 前昭和大学病院院長 |
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15:25〜15:35 |
《 休 憩 》 |
15:35〜16:15 |
基調講演「防災対策と『地域社会』の両立について」
講師:堀 福次郎 大和ハウス工業株式会社 取締役専務執行役員 |
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16:15〜17:00 |
パネルディスカッション「防災事業の経済理論」
座 長:有賀 徹 独立行政法人労働者健康安全機構
理事長、 前昭和大学病院院長 |
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アシスタント:横山知子
NPO法人日本医学ジャーナリスト協会 医療ジヤーナリスト |
パネラー:高瀬義昌 公益財団法人日米医学交流財団 専務理事 医学博士 |
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パネラー:大槻啓子 三菱東京UFJモルガンスタンレー証券 シニアアドバイザー |
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パネラー:野口英一 戸田中央医科グループ 医療法人横浜柏提会 災害対策特別顧問 |
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パネラー:田中 健 東京都議会議員 都市整備委員会副委員長 |
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パネラー:堀 福次郎 一般社団法人 日本医療資源開発促進機構 専務理事 |
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17:00〜17:15 |
基調講演感謝状&記念品贈呈
一般社団法人 日本医療資源開発促進機構会長 山本保博
平田 直氏
大槻 啓子氏
野口 英一氏
蛭間 芳樹氏(代理受取 / 青山氏)
田中 健氏
浅井謙建築研究所株式会社
大和ハウス工業株式会社
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ロビー展示 1
ロビー展示 2
ロビー展示 3
ロビー展示 4
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